Longclaw
五王の戦いにおいて、スターク家が振るった唯一のヴァリリア鋼の大剣。
ロングクロウは、ヴァリリア鋼の数少ない伝説の一つとして今に伝わる大剣であり、失われた帝国の炉で鍛えられ、その文明を破壊した破滅の後に残された。代々、ドラゴンストーンのバラシオン家の先祖伝来の剣として仕え、嵐に生まれた権威の象徴として父から子へと受け継がれてきた。その姿は一目でそれとわかる。柄頭には、ドラゴンの瞬きしない目を模した鮮やかな赤いルビーがはめ込まれ、柄は鹿ではなくダイアウルフを称えるように生まれ変わった。これは、新たな使い手の真の血筋を映し出すために作られた、劇的な変貌である。
- Material:
- Valyrian Steel
- Original House:
- House Baratheon of Dragonstone
- Current Wielder:
- Jon Snow (Aegon Targaryen)
- Distinctive Feature:
- Wolf-shaped hilt with red ruby pommel
- First Appearance:
- Game of Thrones, Season 1
背景と経緯
この剣が真の目的を見出したのは、冥夜の守人の総帥ジオー・モーモントが、ジョン・スノウが自らの命を脅かすワイトを倒した勇気を目の当たりにした時だった。モーモント家の老いた熊は、深い信頼と敬意の証として、若き私生児にロングクロウを託した。しかし、彼は単に武器を手渡しただけではなかった。彼は変貌を命じたのだ。元のバラシオン家の鹿の柄は溶かされ、その金属は牙をむくダイアウルフの頭へと作り変えられた。これは、ジョンのスターク家の血筋を暗に認め、迫りくる闇に対する領域の最前線として彼の肩に重い責務を課すものであった。
その歩み
壁の彼方では、凍てつく荒野に風が叫び、氷と死の金属的な匂いを運んでいた。ジョン・スノウはロングクロウの柄を握りしめ、かつて叔父の父が所有していた、騙されるように軽い刀身の感触を確かめた。灰色の黄昏の中、ヴァリリア鋼は鈍く、飢えたような輝きを放っていた。前方では、白歩き者たちが進み、その青い目は太古の悪意で燃えていたが、ジョンはひるむことなく立っていた。ロングクロウを手に、ウィンターフェルの私生児は消え去り、その場には夜を食い止める盾が立っていた。
読者ガイド
ロングクロウは失われた技巧の驚異であり、通常の鋼の物理法則を無視している。並みの刃や肉を難なく切り裂く一方で、大剣の寸法でありながら長剣のような機敏さで扱えるほど軽い。しかし、その最も恐ろしい効用は、白歩き者を粉砕する唯一無二の能力にある。この刃による一撃は、古代の氷の生き物を粉々に爆散させ、彼らに対して恒久的な死をもたらす数少ない武器の一つとなっている。鋼は決して錆びず、欠けず、鈍らず、何世紀もの戦いを経ても刃は鋭さを保つ。どんな戦士でも持ち上げることはできるが、その真の殺傷力は、冥夜の守人の騎士や北の領主のように、このような刃を操る力と技を持つ者だけが引き出せる。現在ジョン・スノウの手にあるロングクロウは、死者の軍団との戦いの道具であると同時に、魔法の過去と生き残りをかけた必死の闘争を結ぶ生きた架け橋として機能している。
豆知識
- ロングクロウは、五王の戦いの時代に存在が知られている、わずか2振りのヴァリリア鋼の大剣の一つであり、もう一つは(アイスを溶かして鍛え直された)オースキーパーである。
- 元の柄にはバラシオン家を表す戴冠した鹿が描かれていたが、モーモント卿がそれを牙をむくダイアウルフの頭に鍛え直させた。
- すべてのヴァリリア鋼の刃と同様に、ロングクロウの刃先には「水打ち鋼」として知られる独特の波紋模様が現れており、これは古代の鍛造技術の証である。
- ヴァリリア鋼は研ぐ必要がない。通常の武器とは異なり、その鋭い刃先を無期限に保持し、損傷を受けることなく他の金属を切り裂くことができる。
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