Yasutora Sado
他人を守るためだけに戦う、寡黙な巨人。
茶渡泰虎(Yasutora Sado)は、黒崎一護が名札を読み間違えたことから「チャド」と呼ばれる、久保帯人作『Bleach』の架空のキャラクターである。日系とメキシコ系のハーフである長身の少年で、左肩には翼のあるハート、蛇、そして「Amore e Morte(愛と死)」と書かれたイタリアンリボンの刺青がある。祖父オスカー・ホアキン・デ・ラ・ロサから優しくあるよう教えられ、チャドは他人を守るため以外では決して戦わないと誓った。物静かで優しいが、頭脳明晰で322人中11位の成績を収め、身体的にも400kgを軽々と持ち上げる屈強さを持つ。当初は霊を見ることができなかったが、黒崎夏梨をホロウから救ったことで能力が覚醒し、フルブリンガーとしての力を発揮する。その能力は霊的な鎧として現れ、攻防に使う「巨人の右腕(Brazo Derecho del Gigante)」、後に「悪魔の左腕(Brazo Izquierda del Diablo)」へと発展する。物語から10年後、彼はプロボクサーとなり、WBO世界ヘビー級タイトルに挑戦する。
Quick Facts
- Role
- Fullbringer; Human Warrior
- Affiliation
- Ichigo Kurosaki's Group (Karakura Town)
- Status
- Alive
- Unique ability
- Brazo Derecho del Gigante and Brazo Izquierda del Diablo
背景と経緯
チャドの旅は、その体格と初期の暴力的な傾向から冷酷なギャングとしての評判があったところから始まるが、祖父の導きによってそれを克服した。自らのルーツに誇りを持つよう育てられ、その圧倒的な力を防御のみに注ぐ。彼のフルブリング能力は、胎内にいる間に残留霊圧を吸収したことに由来し、物体の魂を自身の中で操ることを可能にする。ウェコムンドでは、環境が彼の能力を増幅させ、両腕に鎧を纏い、瞬歩や響鳴に似た高速移動を可能にする。右腕が防御的な盾の役割に変わる一方、左腕は「ラ・ムエルテ」という強力なエネルギーを込めたパンチを放つ攻撃武器となる。強大な力を持つにもかかわらず、チャドは空座町に留まり、友人である一護、啓吾、水色と対等に接する。また、小さな動物やコンなど可愛いものに目がなく、コンの行動を無視しつつも尊厳を持って接する一面もある。
読者ガイド
チャドを理解するには、暴力的なアウトサイダーから規律ある守護者への変貌を見る必要がある。当初は霊を見ることができず孤立していたが、夏梨を巡るホロウ事件がその隔たりを埋めた。フルブリンガーとして、彼の戦闘スタイルは伝統的な剣術や霊圧操作ではなく、怪力と鎧の顕現に依存する。重要な場面としては、京楽春水との一方的な戦いで限界を露呈したことや、その後の修行で鎧の腕をエル・ディレクトの技へと向上させたことが挙げられる。ウェコムンド編ではノイトラ・ジルガから致命傷を受けながらも生き延び、その回復力が試される。XCUTION編では月島の記憶操作に操られる脆弱性を晒すが、見えざる帝国からアランカルを救出するために立ち直る。シリーズ終盤には、その成長はプロボクサーとしてのキャリアに結実し、肉体の力と自己制御の極致を象徴する。
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